本間組(本社・新潟市、本間達郎社長)は23日、地元小学生を対象とする、押航式全旋回起重機船「にいがた401」の船内見学会を開いた=写真。400tクレーン(最大吊り荷重)のほか、ピンローラージャッキアップ固定式スパッド装置、ポンプジェット式スラスタなど最新鋭の設備を備えた国内有数の高機能作業船に触れ、児童は目を輝かせていた。
本社近くの豊照小、湊小、栄小、入舟小の4校計94人が参加。見学に先立ってあいさつした同社の奥村雄二執行役員土木事業本部副本部長は、「起重機船を見て楽しむだけでなく、港や海岸を造るために、(起重機船が)どう使われているかも考えてほしい」と述べた。担当者が概要を説明した後、船内に移った。
オペレーター室では、運転席からの眺めとクレーンの迫力に全員が興奮気味。同室と操舵室に設置している、超音波で消波ブロックと潜水士の位置、浚渫面の状況を把握するシステムにも驚きを見せていた。
ミーティングルームでは、インターネット回線を使ったテレビ会議システムが災害時などの有事に役に立つとの説明を受け、建設業の奥深さに関心を寄せていた。
このほか、クレーン部の循環冷却水の落差を利用した発電システムや国際基準を満たす発電機(3台)などを通じて、環境への取り組みを学んだ。
最後に質疑応答と記念撮影を行った。
にいがた401は、 海洋土木工事の沖合い展開と構造物の大型化に対応するもので、主に大型消波ブロックの据え付けと浚渫を想定している。作業範囲は半径30m程度。船体には80t型の同ブロックを20個積載できる。 浚渫時に使用するグラブバケットは、完全密閉型と硬土盤型の2タイプで、最大深度は40mとなる。
概要によると、全長61m、幅23m。最大積載重量は2200t。
5月中旬から新潟県佐渡市で漁港工事に携わった後、今秋をめどに岩手県宮古市に向けて出発し、東日本大震災の復興を支援する。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
本社近くの豊照小、湊小、栄小、入舟小の4校計94人が参加。見学に先立ってあいさつした同社の奥村雄二執行役員土木事業本部副本部長は、「起重機船を見て楽しむだけでなく、港や海岸を造るために、(起重機船が)どう使われているかも考えてほしい」と述べた。担当者が概要を説明した後、船内に移った。
オペレーター室では、運転席からの眺めとクレーンの迫力に全員が興奮気味。同室と操舵室に設置している、超音波で消波ブロックと潜水士の位置、浚渫面の状況を把握するシステムにも驚きを見せていた。
ミーティングルームでは、インターネット回線を使ったテレビ会議システムが災害時などの有事に役に立つとの説明を受け、建設業の奥深さに関心を寄せていた。
このほか、クレーン部の循環冷却水の落差を利用した発電システムや国際基準を満たす発電機(3台)などを通じて、環境への取り組みを学んだ。
最後に質疑応答と記念撮影を行った。
にいがた401は、 海洋土木工事の沖合い展開と構造物の大型化に対応するもので、主に大型消波ブロックの据え付けと浚渫を想定している。作業範囲は半径30m程度。船体には80t型の同ブロックを20個積載できる。 浚渫時に使用するグラブバケットは、完全密閉型と硬土盤型の2タイプで、最大深度は40mとなる。
概要によると、全長61m、幅23m。最大積載重量は2200t。
5月中旬から新潟県佐渡市で漁港工事に携わった後、今秋をめどに岩手県宮古市に向けて出発し、東日本大震災の復興を支援する。
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