2014/04/26

【ダイヤの輝き】名古屋テレビ塔の新しい夜間照明 海宝幸一氏が監修

名古屋テレビ塔新夜間照明イメージ(写真提供:名古屋テレビ塔)
名古屋テレビ塔(名古屋市中区)は、 新夜間照明を導入することを公表した。新夜間照明の名称は「煌(きらめき)」とし、ダイヤモンドの輝きを演出する。 照明デザイナーの田中圭吾氏(ライトモーメント)がデザインし、海宝幸一氏(日建設計)が監修する。
 現在、塔をネットで覆い、施工に向けた準備作業を行っている。施工は電気興業が担当。大型連休前に着工し、6月20日の点灯式までに完成する見通しだ。
 名古屋テレビ塔(1954年開業)は、高さ180m、重さ3300t、敷地面積は1812m。日本初の集約電波鉄塔として中区栄の久屋大通公園に建設され、2011年7月24日に地上波アナログ放送の電波送信の役割を終えた。
 今後は、観光資源として利活用していくため、LED(発光ダイオード)約1万個を使用し、塔の表面を光が上下に流れるようにライトアップする。総工事費は約1億円。現時点では、日没から午前4時ごろまで点灯する予定で準備を進めている。
 また、テレビ塔では、耐震改修工事の計画も進められている。現在は、資機材価格の高騰などを受け、再度基本計画を練り直している。基本計画は日建設計が担当。免震構造により大規模地震にも耐えられる構造にするほか、内装などを大幅に変更する見通し。テレビ塔がある久屋大通公園の大規模改造に伴い工事に着手する見込みで、現時点では、16年度に着工し、18年度の完了を予定している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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