2014/04/22

【魅惑の土木】アーチ橋をつくって実感! 東京都土木技術支援・人材育成C

東京都土木技術支援・人材育成センターは18日、江東区新砂のセンター施設を一般公開した。イベント、実験、勝鬨(どき)橋の解説映画上映などを行い、来場者は土木技術への理解を深めていた。一般公開は例年4、11月に行っている。
 イベントで人気を呼んだのが、レンガでアーチ橋をつくり、その上を渡るというアーチ橋の原理実験=写真。橋の中でも紀元前4000年から活用されているアーチ橋は、その形状が圧縮力を土台に伝え強度の強い安定した構造となる。これを実際にレンガを組み立てることで大人が渡れることを実証した。
 ほかに鉄筋の引張試験・コンクリート圧縮試験、ヒートアイランド対策の環境にやさしい舗装、東京都の液状化予測、河川環境の測定機の公開なども人気を集めた。勝鬨橋の開閉構造を解説し、建設当時の貴重なフィルムを折り込んだ映画も30分ごとに放映された。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

Related Posts:

  • 【関東地整】UAVやKu-SATが活躍!  沼田市柿平地区の土砂災害・応急対策工事が完了  関東地方整備局利根川水系砂防事務所は11日、台風13号に伴う前線豪雨の影響で7日未明に土砂災害が発生した群馬県沼田市利根町柿平地先での応急対策工事をすべて完了させた。現在、財務省への災害復旧申請の準備中で、採択されれば砂防堰堤などの緊急的な対策工事を実施する。他事例と同様に手続きが進んだ場合、10月末の採択、2016年度内の工事発注、17年度内の完成を見込む。  家屋のある柿平地区では、7日午後5時30分から大型土のうの設置を始めたが、… Read More
  • 【地盤特集2016】地形・地盤は安定を求めて絶えず動く 地盤・水循環・森林保全で対策を 【東京大学生産技術研究所教授 沖大幹氏に聞く】■地球上の水量は不変 地球上の水量は不変で絶えず地球規模で循環しています。地球表層の水の重さは地球全体の5000分の1とされています。その量は約14億km3mで、そのうち2.5%が淡水とされています。利根川など長大な河川でも地表水は3、4日、短い川だと半日で海に流れ着いてしまいます。1カ月雨が降っていないのに川に水があるのは山や森林が雨や雪を蓄え少しずつ地下水を補給(涵養)することで、地下から絶… Read More
  • 【現場最前線】福島-山形-秋田の大動脈で床版・桁を総取替え 篭岩橋外上部工補修工事  福島市を起点に、山形県を経由して秋田県に至る東北地方の大動脈・国道13号。その起点部に程近い福島市飯坂町で、東北地方整備局福島河川国道事務所発注の篭岩橋外上部工補修工事が、小野工業所(本社・福島市、小野晃良社長)の施工で行われている。架設から半世紀を迎え、今回で3度目を数えるという補修工事はどのように進められているのか。2期工事となる上り線の工事が始まったばかりの現場を訪ねた。  篭岩橋は、1966年に福島市飯坂町中野字沖根山地内に建設… Read More
  • 【大林組】熊本城を「鉄の腕」で支える! 櫓の床下に2cmの隙間  熊本城の飯田丸五階櫓(やぐら)を覆うように伸びた「鉄の腕」。大林組が櫓の倒壊防止に2カ月という短期間で施した緊急対策だ。上から覆うように仮設の架台を組み、荷重を受ける梁によって櫓を抱え込むように設置されている=写真。  鉄の腕は最大で45tもの荷重を支えられるが、床下とは接してない。荷重受梁と床下の隙間には薬液袋を置き、あえて床下とは2cmの隙間を設けた。現場では架台の設置を終え、櫓の床下を近くで見て急きょ隙間を設けることに計画を変更し… Read More
  • 【鬼怒川緊急対策】国内初のハード・ソフト一体激甚災害対策特別緊急事業の現場を公開  2015年9月の関東・東北豪雨災害から10日で1年を迎えるのを前に、関東地方整備局下館河川事務所は、鬼怒川緊急対策プロジェクトの現場を報道陣に公開した。総事業費約600億円を投じ、20年度の完成を目指す国内で初めてハード・ソフト一体で進む激甚災害対策特別緊急事業として注目される。写真は堤防が新設された若宮戸地区  今回の豪雨被害は線状降水帯と呼ばれる積乱雲で、長時間強い雨が降り続き、鬼怒川流域各地で観測開始以来最多の雨量を記録。7カ所… Read More

0 コメント :

コメントを投稿