バークレー校(米国)の『NEST WE GROW』 |
今回のテーマは「プロダクティブ・ガーデン-大樹町を五感で味わう空間」。同財団が所有する北海道大樹町の「メム メドウズ」を舞台に自然、景観、食材を利用し、五感を使って人が集う場所にする提案を求めた。
最優秀の「NEST WE GROW」は、大地から食べ物と家が生まれる空間、巣(NEST)の創出を提案。壁にかけられたプランターで多様な野菜で育て、栽培、収穫、収納、調理、消費、堆肥とすべての段階でコミュニティーが参加し、地産地消を実現する。日干しレンガで風を防ぎ、半透明の素材で覆い太陽光を取り入れ、屋根から雨水も利用するとしている。
審査員とカリフォルニア大学バークレー校関係者 |
隈氏以外の審査委員は工学博士で東大副学長の野城智也氏、造園家で農学博士の進士五十八氏、放送作家で脚本家の小山薫堂氏が務めた。
最優秀作品は、「メム メドウズ」内に隈研吾建築都市設計事務所監修のもと実際に建設される。今夏に着工、今秋には竣工する予定だ。
そのほかの参加校は、デルフト工科大(オランダ)、ミラノ工科大(イタリア)、ライプニッツ大学ハノーファー(ドイツ)、ユタ大(米国)、同済大(中国)、シンガポール国立大(シンガポール)、バンドン工科大(インドネシア)、東大、北大。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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