開発したハイブリッドパネル |
実証試験は、太陽エネルギーの総合変換効率40%を目指しているほか、太陽電池の温度上昇による発電損失の低減や電気と給湯の需要に対応できるようにし、将来は冷熱と温熱による空調利用も検討する。試験設備として定格発電出力が約2・4㌔ワットの太陽光ハイブリッドシステムと、比較用として通常の太陽光発電システムを同じ容量で構築した。
運転後は、太陽光ハイブリッドシステムの発電能力や給湯能力を定量化するとともに、太陽エネルギーの総合変換効率、コスト、熱利用方法などについて総合的に評価する。特に、夏季は取得熱量の増加と熱の吸収による太陽電池の温度損失の低減が期待できるとみている。
太陽電池パネルの電力変換効率15-18%、温度損失10-20%、温度係数がセ氏1度当たり0・4-0・5%、熱取得モジュールの熱取得効率10-25%に設定した場合、現時点の試算で総合変換効率は40%で、単純回収年数は10年以下が目標だという。約1年、データ取りする。
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