日本建設業連合会北海道支部(藤田正人支部長)主催の工事現場見学会が24日、北海道開発局札幌開発建設部発注の夕張シューパロダム堤体建設第2期工事現場で開かれた。北海学園大工学部社会環境工学科の3年生約50人が参加し、国内でも有数の大規模ダム建設工事の圧倒的なスケールを体感した。
コンクリート打設は9割を超えた |
見学会では、ダムインフォメーションセンターや工事が大詰めを迎えている堤体建設現場、さらにダム湖を回り、学生たちは係員の説明を受けながら、大規模ダム建設工事の迫力に息を飲んだ。
夕張シューパロダムは、洪水調節、流水の正常な機能の維持、水源確保、発電などを目的とした多目的ダム。かんがい、発電を目的として使用している大夕張ダムの下流約150mで建設を進めている。完成後の総貯水容量は4億2700万m3で、国内で4番目の大きさとなる。
2005年度から本体工事に着手。これまでに堤体のコンクリート打設は9割に達している。13年度の堤体完成、14年度の試験湛水を経て、15年4月の供用開始を計画している。施工は大成建設・岩田地崎建設・中山組特定JVが担当している。
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