2012/07/13

売上40億円めざす! 大林組が自然エネルギー専業の子会社設立

熊本県芦北町のメガソーラー計画
 大林組は、太陽光などの再生可能エネルギーによる発電事業を強化するため、100%子会社の「大林クリーンエナジー」(本社・東京都港区、入矢桂史郎社長)を設立した。大林組が実施・計画している発電事業を承継し、2013年度末までに計100メガワット規模、売上約40億円を目指す。当面は太陽光発電が中心だが、将来的には風力や地熱による発電も視野に入れている。

 現在、事業化が決定している同社の発電事業は5件で、発電規模は計21.2メガワット。このほか、現在計画中の事業も2件ある。13年度には20件程度まで拡大させたい考えだ。大規模事業ではプロジェクトファイナンスによる資金調達を検討する。
 現時点で発電規模がもっとも大きいのは、熊本県芦北町に計画しているメガソーラーで約15メガワット。町有地約25haを活用する事業で、同町から事業者として選定された。事業費は45億円。2期に分けて整備する計画で、1期は13年3月、2期は14年3月に完成する予定だ。
 大林組は、中期経営計画で、新収益分野として再生可能エネルギー事業を掲げている。長期に安定的な事業性が見込まれるほか、社有地の有効活用策の柱としても位置付けている。京都府久御山町のメガソーラー計画では、再生可能エネルギー特別措置法に基づく固定価格買取制度の適用第1号となった。

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