関西鉄筋工業協同組合(岩田正吾理事長)は13日、京都府南丹市の府立農芸高校で「出前講座」を開いた。環境緑地科農業土木系統3年生11人と2年生2人、農産バイオ科の3年生1人の計14人が、講師から指導を受け、鉄筋の組み立て作業に挑戦した=写真。
この日は国土交通省の土地・建設産業局の榎本健太郎建設市場整備課長、同課労働資材対策室の東谷研二労働係長、建設業振興基金の竹内勉構造改善センター海外研修協力室長も見学に訪れ、真剣な表情で取り組む生徒を見守った。
冒頭、岩田理事長は「出前講座は、2010年から開始しているが、京都では初めての開催となる。しっかりと学んでほしい」とあいさつした。 DVDによる講習と座学を行った後、午後から実習に移り、関西圧接業協同組合による圧接作業の実演を経て、2級検定モデルと擁壁の鉄筋組み立て作業に取り組んだ。
出前講座を終えて、同校の山本裕範進路指導部長は「生徒たちがものづくりの楽しさとプロの技術を学ぶ貴重な体験だ」と感想を述べ、榎本課長も「今後の若年労働者の入職対策などの施策に反映させたい」と語った。
今年度の出前講座は計6回を予定、今回は3回目となる。
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