森ビルの提唱する「ガレージレジデンス」 |
「Elevator Tower」は、デュアルフレームのトラス構造でタワーを自立させ、周囲の超高層ビルからオイルダンパーで支持することで地震の揺れを効率的に制御。エレベーター機器側でも昇降路内でかごとおもりの走路を分離するなど、被害を低減する工夫を施す。
また印象的な外観のタワーが帰宅困難者のランドマークとなるほか、タワー足元には備蓄・発電施設などを備える災害ステーションを設ける。これらは、横田外装研究室、東芝エレベータとの共同研究となる。
「ガレージレジデンス」は、戸建て住宅のように高層階の住宅から車に乗降できるため、利便性が向上するほか買い物などのプライバシーも確保できる。車を身近に置きつつ都心を一望できる空間が実現する。震災時には、電気自動車の乾電池を利用して自宅に電力を供給することもできる。東芝エレベータ、IHI運搬機械が共同研究者として参画している。
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