改札前の吹き抜け空間 |
人でにぎわうアトレ松戸の3階フロア |
騒音や振動を伴う作業は、駅や営業テナントへの影響を考慮し、夜間にやらざるを得ない。2基しかない業務用エレベーターは、店舗への商品搬入にも使うため、工事用にフル活用できない。コストオン方式による設備会社、全55区画のテナントごとに異なる内装業者との調整などもあり、現場は常に錯綜した。
ピーク時の作業員数は1日当たり約500人に達し、「現場は人であふれ、分刻みのスケジュール管理に苦労した」と柏木所長。それでも、コミュニケーションを深めるため、「できる限り現場を回り、用事がなくても作業員に声をかけるように努めた」という。
この短工期の工事を成し遂げられたのは「施主を始め、設計者や協力会社などすべての関係者が、時には寝る間も惜しんで協力してくれたおかげ」と感謝の言葉を口にする。
徹底した安全管理体制も評価され、この現場は同社の2011年度完成工事の中から、最高位の社長賞(安全表彰)を受賞している。
『首都東京・ターミナル駅断面透視図』 AmazonLink
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