2012/07/24

高砂熱学工業が被災地向けに「ピザ焼きカー」贈呈

贈られた「移動式ピザ車両」
高砂熱学工業は、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として「社会との調和」をテーマとした社会貢献活動具現化プログラムを始めた。東日本大震災の被災地に対する継続支援と全国の社会福祉施設の訪問を通じ、社会貢献する。「被災地・社会福祉施設の子供たちを元気にしたい」というコンセプトのもと、第1弾として移動式ピザ車両を購入し、ボランティア組織「ぬーばプロジェクト」(澁谷満廣代表)の運営母体となる第一サービス(本社・さいたま市)に贈った。社員のボランティア参画を促すため、「ボランティア休暇制度」も検討している。


車両の焼き窯
「ぬーばプロジェクト」は、被災地と全国の福祉施設それぞれ年間12回訪れ、無料ピザを頒布するとともに、ピザ作り教室を開く。
 活動は、今後3年継続し、被災地では2年目にピザ店求職者の研修会、3年目には自立を支援するという。
 最初の訪問は岩手県陸前高田市で、8月21日に訪問する。
 購入したピザ車両は国内最大級のピザ焼き窯を搭載し、25cmのピザを3枚同時に約6分で焼くことができ、1時間で30枚、4分の1カットにすると120枚調理することができる。

『カッコピザ窯・パン窯の作り方』 AmazonLink

Related Posts:

  • 【命の道】高田道路が全線開通 陸前高田市、大きな一歩踏み出す 全線開通を祝いテープカット 震災の津波により中心市街地が壊滅した岩手県陸前高田市。その津波浸水区域を回避した“災害に強い”交通ネットワークを形成する三陸沿岸道路「高田道路」が23日に全線開通した。翌24日には住宅の高台移転と連携したかさ上げによる被災市街地の再生を加速させる巨大なベルトコンベヤーが土砂搬送を開始。甚大な被害からの本格復興へ確かな一歩を踏み出した。 ◆高田道路が全線開通  高田道路は復興のリーディングプロジェクトに位置付けら… Read More
  • 【震災記録誌】『俺たちが地域を守り復興を果たす』発行 宮城建協 宮城県建設業協会(佐藤博俊会長)は、東日本大震災記録誌の第2弾となる『宮城県建設業協会の闘い2-俺たちが地域を守り復興を果たす』を発行した=写真。現地写真や復興工事に携わる会員企業の技術者らのインタビューなどを通し、現場のいまと地域建設業の本当の姿を伝えている。 記録誌は2000部作成。宮城県内の図書館や学校、関係自治体などに配布する。近く、協会ホームページにも掲載する予定。同協会は、震災の経験や復旧・復興の実態を記録に残し、全国や後世に伝… Read More
  • 【孤児・遺児の家】子どもの村東北、JIA東北の全面支援で着工 完成予想模型 NPOこどもの村東北(理事長・飯沼一宇前石巻赤十字病院長)が仙台市太白区に建設する子どもの村東北のセンターハウスが24日、仙台市太白区茂庭台の現地で鎌内工務店の施工で着工した。日本建築家協会(JIA)東北支部が全面的に支援しており、同支部復興支援委員長の松本純一郎氏がマスター・アーキテクトを務め、センターハウスの設計は針生承一建築研究所が担当した。9月末の完成を目指す。 子どもの村東北は、世界133カ国で活動しているNGO「… Read More
  • 【津波対策】“ねばり強い防波堤”が浸水、到達状況に効果あり 津波シミュレーションの動画を紹介する青野利夫「津波に耐える技術」WGリーダー 日本建設業連合会海洋開発委員会(委員長・毛利茂樹東洋建設社長)の津波対策専門部会(前田涼一部会長)は、2011年度に設置した津波対策専門部会の最終報告をまとめた。防波堤をねばり強い構造に改良し、1mかさ上げすれば、最大で15分程度、津波の到達を遅らせ、浸水深さも最大2.7m程度下げられるとのシミュレーション結果を提示した。これらを含め、津波避難施設整備や避難訓練… Read More
  • 【復興版】CM方式活用で進む女川町のまちづくり事業 急ピッチで造成工事が進む女川駅周辺部 高さ20mもの津波により、壊滅的な被害を受けた宮城県女川町で、復興まちづくり事業が着々と進んでいる。特に2015年3月のJR石巻線女川駅開業を目指している駅周辺部では、CM(コンストラクション・マネジメント)方式を活用した面的整備が最盛期を迎えている。3月25日に女川駅の新駅舎を含む複合施設が本格着工したほか、同28日には200戸の災害公営住宅が竣工し入居が始まった。  宮城県の東端、牡鹿半島の基部… Read More

0 コメント :

コメントを投稿