2013/11/10

【小説】前田建設が今度は“新潮デビュー" 土木屋テーマに執筆

SFやアニメ作品に登場する構造物を実際に積算する「ファンタジー営業部」を展開している前田建設が、今度は小説デビューを果たした。10月22日に発売された『小説新潮』に、特殊な土木能力を持つ職員を主人公にした「砂の魔術師」という小説を掲載した。

 同月号の小説新潮は、ザ・プロフェッショナルと題した特集を組み、建設会社や音楽プランナー、個人投資家など職業をテーマにした小説を集めて掲載している。その1編として、架空の前島建設のシールドトンネル作業所を舞台にした作品を掲載した。
 作品は、地方自治体の下水道施設を舞台に、雨水貯留管シールドトンネル作業所と発注者、近隣住民が一体となって取り組んでいくストーリー。作業所職員の田口が持つ特殊能力が、技術屋の目線で細かく設定されており、同業者ならずともページをめくる手が止まらなくなる1編だ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)



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