2013/11/23

【現場の逸品】四季を通じ硬化時間安定 東レのシリコンシーリング

東レ・ダウコーニングは、アルコキシタイプの2成分形シリコーンシーリング材「SE990F」の販売を始めた。耐久性や耐候性にすぐれ、カーテンウオールや道路、橋などコンクリートジョイント部にも使用可能で、四季を通じて安定した硬化時間を提供できる。

 市場に流通する2成分形シリコーンシーリング材の多くは、外気温が作業時間に影響を及ぼす。この製品は気温の変化に対し、安定した作業時間を確保でき、容易に混練できることから、屋外などの現場作業に最適。夏場でも硬化遅延剤を必要としない。
 建築物だけでなく、日本水道規格が要求されるダムや浄水場などのジョイント部に使えるシーリング材としても最適という。同社は、近年のインフラ改修のニーズ拡大を受け、日本市場向けに開発した。製品提供だけでなく、シリコーンの使用方法や目地計算など設計の技術的なサポートも提供する。
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