「大阪ガスビル」 |
大阪のシンボル・御堂筋周辺のうち、戦前から高度経済成長期にかけての建築物を中心に、大阪の都市魅力を発信する取り組みの一環で実施した。
「梅田吸気塔」 |
建築物ではないものの「直線的なビル群に取り囲まれ、静かな存在感を放つ」として選ばれたのが「梅田吸気塔」(北区曽根崎2、63年)。村野藤吾が手掛けたユニークなデザインは「巨匠の個性と、高度経済期の地下街建設ラッシュを反映した大阪らしい逸品」と紹介している。
セレクションの中には千日前商店街にある喫茶店・純喫茶アメリカン(63年)や、大阪市内では貴重な戦前の木造町家・北野家住宅(28年)といった小規模な建物も含まれている。
選定は、学識者らで構成する「生きた建築ミュージアム推進有識者会議」(座長=橋爪紳也大阪府立大教授)が当たった。事業を担当する都市整備局によると、今後も新たな建築物選定を続けていく方針だ。初弾イベントとして23日と24日に北野家住宅などを特別公開するほか、建築ツアーも実施する。建築ツアーは事前の申し込みが必要。問い合わせは、同局企画部住宅政策課まちづくり事業企画グループ・電話06-6208-9222。
このほかの建物は次のとおり。
▽三井住友銀行大阪本店ビル▽ルポンドシエルビル(大林組旧本店)▽日本聖公会川口基督教会▽大阪証券取引所ビル▽生駒ビルヂング▽武田道修町ビル▽船場ビルディング▽新井ビル▽堺筋倶楽部▽大阪商工信用金庫新本店ビル(旧本町ビルディング)▽北野家住宅。
▽清水猛商店▽芝川ビル▽大阪倶楽部▽輸出繊維会館▽日本基督教団大阪教会▽今橋ビルヂング(旧大阪市中央消防署今橋出張所)▽グランサンクタス淀屋橋▽大丸心斎橋店本館▽南海ビル(高島屋大阪店ほか)▽高島屋東別館▽食道園宗右衛門町本店ビル▽船場センタービル▽西長堀アパート。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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