首都圏では工事量に職人の数が追いついていない |
セメント協会によると、10月のセメント国内販売高は5.1%増の433万tとなり、10カ月連続のプラスを記録した。東北、九州が依然として好調に推移する中で、1都3県の関東一区は0.3%減の97万tにとどまった。埼玉以外が前年同月実績を下回った。
一方の全国生コンクリート工業組合連合会と協同組合連合会によると、10月の生コン出荷は前年同月比3.0%増の904万m3で、10カ月連続のプラスとなった。官公需は18カ月連続プラスだが、民需は10カ月ぶりにマイナスに転じた。関東一区が2.0%減の210万m3に伸び悩んだことが影響した。
セメント協会は「職人不足が表面化している上、工事量が一気に増えたことが影響している」と説明、全生連では「特にマンション工事では顕著に施工が進んでいない」とつけ加える。ともに工事量の多い東京と神奈川での供給量が減少している。ゼネコン受注状況は消費税駆け込みの影響で大幅な増加に転じているだけに「11月以降の供給にも影響が出てくる」(全生連)可能性が高い。
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