西武鉄道は、東京都、練馬区と進めている「西武鉄道池袋線(練馬高野台~大泉学園駅間)連続立体交差事業」に伴い、23日の終電車後から24日の始発電車前までの間に、石神井公園~大泉学園駅付近の下り線を高架に切り換える工事を実施する。24日の始発電車から高架線の供用を開始する。
同連続立体交差事業(約2.4㎞)は、I期区間が完了しており、今回の下り線高架切り替えはII期区間で、石神井公園駅の西側から大泉学園駅にかけての約1.2㎞。土木工事の施工者は、石神井公園駅方向から順に、高架橋を構築する第6工区(施工延長約410m)を大林組・前田建設工業・竹中土木・東急建設JV、第7工区(約380m)を西武建設・大成建設・戸田建設・大豊建設JV、高架橋のほか取付部の擁壁を含む第8工区(約440m)を鹿島・熊谷組・鉄建・フジタJVが担当している。
工事は、起点方~石神井公園5号踏切付近までが在来線の南側に高架橋を構築する別線工法、5号踏切~終点方は在来線を北側に仮移設する仮線工法を採用。今回の下り線高架化によって、下り線高架区間にある3カ所の踏切の遮断時間が約4割減少し、交通渋滞の緩和が期待される。
今後は、引き続き上り線を高架化し、側道を整備するなど、石神井公園~大泉学園駅間の踏切除却に向け、工事を進める。工事場所は練馬区石神井町~東大泉。
同社、都、練馬区は、踏切による交通渋滞の解消、鉄道で分断されている街の一体化など同事業の2014年度完成を目指す。
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