2013/11/24

【建築】12月14日までスペインの都市展 伊東豊雄がマンガード氏と対談

スペインのビルバオ、セリビア、マドリード、バルセロナ、サンチアゴ・デ・コンポステーラの5都市に焦点を当て、オリンピックや万国博覧会、欧州共同体加盟などを背景にして1986年から2012年までに建築や都市がたどった道のりを紹介する「最新記録の中の考古学 スペインの都市と国土(1986―2012)」が、12月14日まで東京都千代田区のスペイン国営セルバンテス文化センター東京で開かれている。開会日の5日にはマドリード美術協会代表のフアン・ミゲル・エルナンデス・レオン氏の司会で、伊東豊雄氏とスペインの建築家パチ・マンガード氏の対談が行われた=写真。

 伊東氏は、スペインでかかわっているプロジェクトを紹介。また、現在の建築を取り巻く状況を「グローバル経済のシステムが、ものをつく人間のレベルを超えた大きな流れとなって世界を覆っている」ととらえ、「その中で資本家たちに建築家が使われているという印象が強い。あるアイコンをつければいい建築だと言われる建築が世界を覆っている」とした。その状況に疑問を呈し、「それぞれの土地、土地では、根付いた歴史や文化の継承が行われており、それを掘り起こすことが重要ではないか」と問題提起した。
 レオン氏は、スペインの建築界、建築家の歩みを社会・政治状況を踏まえながら説明。また、「見かけだけが建築ではない。グラフィックだけ、イメージだけの建築は十分ではない」との考えを提示。さらに「一つひとつの建築は現実を表すべきだし、独自のコンテクストを持つべき。建築家はイデオロギー的要素を与えることが重要。都市の現実を研究して、解決する提案をしなければならない」との姿勢で設計に臨むべきだとした。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)






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