名古屋高速道路公社は11日、公社事業計画最後の区間となる高速4号東海線の六番北~木場間、長さ3.9㎞を報道陣に公開した=写真。今回の開通により、公社設立(1970年)以来43年間にわたりネットワーク完成を目指してきた長さ81.2㎞全線が開通する。南北ルートが大高線と東海線の複線化による経路選択が可能となり、交通量の多い大高線の代替性、補完性が向上する。東海ジャンクションから名古屋駅までの所要時間が約34分から約20分になり、約14分の短縮が可能となる。
開通区間は、沿線住民や周辺交通への影響が少ない工法を選択。中でも、橋桁の架設については、東海道新幹線をまたぐ際に、手延べ機や橋桁などをあらかじめ組み立て、既存橋梁から送り出して架ける「送り出し架設工法」を採用し、周辺住民らから注目を集めた。
今後は、17日に一般公開する「わくわくサンキューウォーク」を実施。23日に名古屋市南区の日本ガイシフォーラムレセプションホールで開通式を行い、同日午後3時に開通する予定だ。
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