東京のウオーターフロント、豊洲ふ頭約3.2haを舞台にした大規模なまちづくりが動き出す。三井不動産レジデンシャル、東京建物、三菱地所レジデンス、東急不動産、住友不動産、野村不動産の大手ディベロッパー6社が共同して進める「東京ワンダフルプロジェクト」の第1弾として、防災や環境に配慮し最新設備を備えたタワー型マンションを整備、2016年度を目標に、自然豊かな日本が誇れる街づくりを目指す。
同プロジェクトは、東京電力新東京火力発電所跡地の一部である東京都市計画事業豊洲土地区画整理事業区域内(豊洲6丁目)での一体的な開発計画で第1弾となる「SKYZ TOWER&GARDEN」は、RC造地下2階地上44階建ての住宅棟と3階建ての公益施設棟で構成する。総延べ床面積は14万1119㎡。免制震システムの採用や発電機、備蓄倉庫の設置など防災対策を強化している。地中熱の利用により環境負荷を低減するとともに、タワー屋上に設置する太陽光パネルでの発電電力は災害時の非常用電力としても利用可能となる。設計施工は清水建設。外観デザインは光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所が担当した。8日にはモデルルームもオープンする。14年8月の竣工を予定している。
また周辺一帯の自然環境調査などに基づきランドスケープを整備することで総開発面積の約46%を緑地空間とし、地域生態系の保全にも努めている。
同地区では6万4700㎡のタワーレジデンスの建設が進んでいるほか、認定こども園の整備も予定。地区全体の竣工は16年度を予定している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月6日
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