2013/06/27

【企業】重機部品をネット販売 米キャタピラーが年内に開始

米キャタピラーは、2013年第4四半期(10-12月)に、日本で部品のオンライン販売をパイロット導入する。グループ・プレジデント(カスタマー&ディーラーサポート部門担当)のスチュアート・L・レヴェニック氏は26日に会見し、「コマツや日立建機などからも購入することができるが、キャタピラーを選んでもらえるように取り組む」と述べ、14年から本格導入する考えを示した=写真。
 対象品はフィルターやバッテリーなど消耗頻度が高いメンテナンスパーツから実施、そのあとアフターパーツに拡大する。レヴェニック氏は「顧客の成功のために、いま以上に何ができるかを考えている。その答えの1つが部品のオンライン購入を可能にすることだ」と説明した。
 グループ・プレジデント(建設機械事業部門担当)のエドワード・J・ラップ氏は、「キャタピラージャパンはまだまだ成長を重ねることができると確信している」と強調。その理由としてすぐれた人材、日本の製造能力の世界的な影響力、従業員の帰属意識の強さを挙げた。
 また、油圧ショベルの開発拠点である明石事業所(兵庫県明石市)、キーコンポーネント(基幹部品)を生産している相模事業所(相模原市)に投資を続けていく考えを示した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月27日

Related Posts:

  • あわじ佐野新島に太陽光発電所 クリハラントが9月25日着工 クリハラントは、兵庫県の津名佐野地区産業用地内に計画する、あわじ佐野新島太陽光発電所建設工事に着工する。同社初の発電事業で、25日に現地で安全祈願祭を行う。施工は設備工事を三菱電機システムサービス、土木工事を森長組が担当する。発電能力は7メガワットで、2013年3月に一部送電(2メガワット)を開始、14年3月に全送電開始を目指す。 事業では、兵庫県淡路市佐野新島9-1の11haに3万2,000枚のソーラーパネルを設置。発電電力は7メガワット、… Read More
  • 大阪都心で最大規模のホームセンター ロイヤルHC森ノ宮店がオープン ロイヤルホームセンター森ノ宮店 大和ハウス工業の子会社、ロイヤルホームセンター(本社・大阪市西区、中山正明社長)は4日、大阪都心で最大規模の都市型ホームセンター「ロイヤルホームセンター森ノ宮店」(大阪市中央区)をオープンした=写真。ホームソリューション(住まいのあらゆる問題解決)をコンセプトに一般客向け商品のほか、建設関連に従事するプロが倉庫代わりに使える店として、建築資材や工具などを数多くそろえた。設計施工は大和ハウス工業。中山社長は「2… Read More
  • 本物の鉄道線を備えた新研修施設が完成! 日本電設工業の中央学園 本物の鉄道線を持つ中央学園 日本電設工業が会社創立70周年記念事業として、千葉県柏市の中央学園(城處享弘執行役員学園長)に整備を進めていた新実習線、教育訓練諸設備が完成、1日、竣工式を開いた=写真。70周年の記念事業は、ことし1月に竣工した第2教育棟(4階建て延べ約1500㎡)に続き、内外のレールの高低差(カント)や模擬のトンネル、在来線、新幹線それぞれのレール、インテグレート架線、ホームなどを設けた新実習線のほか、電気体感実習設備、情報通… Read More
  • アクティブシニアに「備える」住まい提案 TOTOが水回りリモデル戦略 TOTOが、50代半ばから64歳までのアクティブシニア層をターゲットに「備える」住まいの営業提案を加速させる。新築に頼らないビジネスモデルとして、マンションや戸建て住宅の水回りリモデル戦略を強化する中で、顧客に対して高齢期を見据えた事前の(備える)プランを鮮明に打ち出し、他社との差別化を図る。全国のリフォーム会社が活用するバリアフリーブックに反映し、まずは現場提案レベルから「備える」意識を植え付けようと動き出した。 新築需要の落ち込みを踏まえ… Read More
  • 国産スギで純木質耐火集成材を開発 鹿島、東京農工大ら 鹿島は、東京農工大学、森林総合研究所、ティー・イー・コンサルティング(東京都台東区)と共同で、国産スギ材のみを利用した純木質耐火集成材「FRウッド」を開発し、1時間耐火構造の国土交通大臣認定を取得した。製造販売は、住友林業と連携し、大規模木造建築物から小規模な個人住宅まで幅広く普及させていくとともに、FRウッドを使った鉄筋コンクリート造や鉄骨造との混合構造の提案にも注力していく。 木材を利用した耐火集成材は、表面を石こうボードなどで覆った「被… Read More

0 コメント :

コメントを投稿