戸田建設・熊谷組・伊藤組土建JVの施工で建設が進む北海道横断自動車道浦幌町釧勝トンネル工事の貫通式が4日、現地で開かれた。関係者多数が出席し、待望の貫通に喜びを分かち合った。式典には、発注者である北海道開発局帯広開発建設部の近野康彦足寄道路事務所長、戸田建設札幌支店の山田裕之支店長、熊谷組北海道支店の寺田卓雄次長、伊藤組土建の熊谷勝弘副社長らが出席。近野所長が点火スイッチを押し貫通発破すると貫通報告、貫通点清めの儀に続き、近野所長と山田支店長ら関係者が固く握手を交わし、トンネルの無事貫通を祝った。
同トンネルは浦幌町炭山~釧路市音別町チャンベツを結ぶ延長4459mの長大トンネルで、道横断道黒松内線本別~釧路間の一部を構成する。2007年8月から1期工事が始まり、浦幌町側から片押掘削で工事を進めた。現在は2期工事で15年3月の完成を目指している。
工事現場では掘削ずりの搬出に「連続ベルトコンベヤー・システム」を導入。CO2排出量削減や安全性、作業環境の向上に大きな成果を上げた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月7日
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