2013/06/19

【竣工】大規模商業「MARK IS みなとみらい」が竣工 三菱地所

三菱地所が、横浜市のみなとみらい21地区34街区で建設を進めていた、同地区最大規模の商業施設「MARK IS みなとみらい」が竣工した=写真。18日には竣工式と祝賀会が開かれ、祝賀会には関係者や来賓ら約194人が出席。同地区の新たなにぎわい拠点となる“ライフエンターテインメントモール"の完成を盛大に祝った。21日にオープンし、近隣住民から観光客まで幅広い顧客の獲得を目指す。
 祝賀会で三菱地所の杉山博孝社長は「横浜ランドマークタワーが(7月に)開業20周年を迎えるなど、私どもにとって記念すべき節目の年に、本施設がオープンすることは大変喜ばしい。施工各社は2年強という工期の中、予定どおり安全かつ正確に、立派な施設をつくってくれた」と感謝の意を表した。
 設計・監理を担当した三菱地所設計の大内政男社長は「最高の立地に新しい都市型商業施設をつくるというプロジェクトに参画でき、設計者としてありがたく光栄だ。機能、効率、安全性はもちろんのこと、この街にしかない建物を目指した。例えば、中央に吹き抜け空間を設けることで、大屋根を通して光が降り注ぎ、屋上に配した高木の緑を感じられる空間づくりの工夫をした」と設計意図を述べた。
 施工を担当した大成建設の山内隆司社長も「われわれの持てる技術と英知を結集し、誠心誠意、施工に努めた。このような意義深いプロジェクトに携わることができ、施工者としてこの上ない喜びを感じている」と語った。
 神事では事業者、設計・施工者が玉ぐしをささげ、杉山社長から施工各社に感謝状が贈呈された。
 同施設(西区みなとみらい3-5-1、延べ約11万6000㎡)は、雑貨、飲食店舗など計189店舗が入居。横浜美術館やグランモール公園と一体となった「立体都市公園という空間コンセプトのもと、屋上や壁面緑化などに積極的に取り組み、光、風、緑を感じながらゆっくりと過ごせる施設」(大内社長)とした。外観は「凹凸感あるデザインを採用し、にぎわいを表現した」(同)。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月19日

0 コメント :

コメントを投稿