2013/06/24

【ikea】イケアが広島出店! 広島・二葉の里地区国有地を落札

中国財務局は20日、JR広島駅新幹線口の二葉の里地区国有地3件を一般競争入札し、売却先としてスウェーデンの家具大手イケアグループの日本法人、イケア・ジャパンなど3社が落札した。落札したのは、1街区が不動産業の日本アイコムで落札金額は15億8750万円、2街区がイケア・ジャパンで同47億0550万円、3街区が広島県歯科医師会で同9億3000万円。会見した同局は、「自由通路などの駅周辺整備や南口のB、Cブロック再開発と相まって都市再生が進んでいくものと期待する」との見解を示すとともに、残る5街区について「2014年度のできるだけ早い時期に処分する方向で検討したい」と述べた。

◇中四国で初出店

 最も広い面積の2街区を落札したイケア・ジャパンは同日、中四国初の出店を発表した。計画中の店舗を含め全国で9店舗目となる。開業時期などは未定。隣接してスーパーのイズミが本社社屋を建設している。
 1街区の日本テレコムは、住居関連用地として活用するとし、分譲マンションの建設を計画する。隣接地は広島県が取得し、広島東警察署の移転を計画している。
 3街区の県歯科医師会は、広島市中区にある会館の移転を計画。同街区の隣接用地は県が取得し、県医師会と共同で高精度放射線治療センター(仮称)と地域医療総合支援センター(同)の合築計画が進んでおり、今年度から着工する予定だ。
 一方、4街区に立地する広島鉄道病院は、病棟の新築が計画され、現在JR西日本が設計・施工一括による一般競争の手続きを進めており、7月8日の入札を予定している。
 二葉の里土地区画整理地区は、1-5街区で構成し、駅前の利便性を生かした業務・商業機能や医療、教育・人材育成などを軸とした新たな拠点づくりが描かれている。今回、入札の対象となったのは1街区4266㎡、2街区1万8822㎡、3街区4905㎡の3カ所。7月19日までに契約を結ぶ方針だ。
 同局では、残る5街区の処分にも意欲を示した。同用地は国有地と西日本旅客鉄道(JR西日本)広島支社社屋がある同社所有地で構成される。14年度早期の処分を目指し、処分方法などの検討を進める。同局の高山昇管財部長は「5街区は地区計画の中で業務機能の土地利用と位置付けられる。開発時期は、国有地とJR所有地との2段階に分けて実施することを検討しているが、両者の連携と調和のとれた開発を実施する」と一体感のある利用計画とする方針を示した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月24日

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