自分で棚を取り付けたり、色を塗ったりできる |
都市再生機構は、新たな団地リノベーションの取り組みとして、自分好みに簡単にカスタマイズできる「カスタマイズUR」プロジェクトを始動する。都内にある3つの賃貸住宅を対象に、入居者が好みに合わせて壁紙を張ったり、色を塗ったり、棚を取り付けたりできる壁をリビング・ダイニングに設ける。賃貸住宅の多くが原状回復を原則としている中、その部分の原状回復義務を免除する。
プロジェクトでは、建築設計やリノベーションの実績を持つオープン・エーと連携することで、商品企画や顧客サポートの実施、「東京R不動産」サイトを中心としたプロモーションを展開する。プロモーションでは、カスタマイズがイメージしやすいモデルルームの公開、顧客が実施したカスタマイズ後の部屋のウェブ公開、カスタマイズの体験イベントなど、UR賃貸住宅を対象にした「自分好みの空間づくり」(機構)を情報発信する。
既にUR賃貸住宅で募集しているDIY住宅と比べて、初心者にも安心してカスタマイズに取り組んでもらうため、無料相談窓口や、カスタマイズ商品の販売・工事サービス(有償)などのサポートを用意したことも特徴だ。
対象団地は、「晴海アイランドトリトンスクエアアーバンタワー」(東京都中央区)と「フレール西経堂」(世田谷区)、「品川八潮パークタウン潮路南第一ハイツ」(品川区)。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月21日
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