2013/06/10

【照明】空間に溶け込む「ソフトライト」 パナソニックがシェア拡大

パナソニックエコソリューションズ社は、建築空間に溶け込む照明器具「ソフトライト」シリーズを軸に、建築照明分野で50%の販売シェア獲得を目指す。病院やホテル、学校など人々が集う建築には空間と一体化した照明ニーズがあると判断、第1弾としてラウンドとラインの2タイプを商品化し、2015年度に2億円の売り上げを見込む。
 建築照明器具としてスマートアーキシリーズを展開する同社では、12年度の販売実績が14億円を確保、13年度には20億円規模を計画している。建築用の商品ラインアップは約500品番を取りそろえ、そのうち新商品は125品番を数える。
 ソフトライトシリーズは光のグラデーションが建築空間とつながるように、反射板をカーブさせて天井と一体化する設計を採用した。あらゆる建築空間に採用できるように、ラウンドとラインの2タイプで計32品番を用意する。7月から9月にかけて順次販売する。
 同社は「近年の建築物では曲線的でやわらかい印象の空間が増え、照明は空間と一体化した融合のあり方が求められている」と説明する。ソフトライトのコンセプトを今後の新商品にも積極的に展開する方針だ。市場規模は年々拡大しており、同社の試算では「15年度に全体で60億円規模に達する見込みで、このうち30億円規模を売り上げたい」としている。
 ソフトライトシリーズの価格(税込み)はラウンドタイプが2万6250円から、ラインタイプが8万2950円。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年6月10日

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