新潟県上越市が進める新水族博物館新築工事、海水取水工事が着工、5日に現地で安全祈願祭が開かれた。上越市や同市議会、地元自治会などからの来賓を始め、多くの関係者が出席し、工事の無事故・無災害を祈った。設計担当は日本設計。新築工事(設備包含)は大成建設・田中産業・高舘組JV、海水取水工事は福田組・高舘組・相村建設JVが施工する。画像は東側外観の完成イメージ
神事では、鎌(かま)入れを日本設計の千鳥義典社長、鍬(くわ)入れを村山秀幸上越市長、鋤(すき)入れを大成建設の守田進執行役員北信越支店長、福田組の大岩千尋常務執行役員新潟本店長が行い、関係者全員で玉ぐしをささげた。
式典終了後に発注者、設計者、施工者の各代表があいさつした。村山市長は80年の歴史を誇る上越市水族博物館が「日本海側を代表する新たな施設へと生まれ変わる」ことを契機に、「未来を担う子どもたちの夢を育み、まちを元気にする場を目指したい」と力を込めた。
続いて、千鳥社長は設計のポイントに触れた上で、「この場所の歴史を継承し、末長く愛される施設となるだけでなく、当地の発展にも寄与していくと確信している」と述べた。
最後に守田支店長は、「心を込めて造り込んでいくという思いをしっかりと胸に秘めて工事を進める」とともに、安全にも注力する考えを示した。
日本海シンボル水槽 |
規模はRC一部S造3階建て延べ8440㎡。日本海とそこに沈む夕日を一望できるテラスを設けるとともに、海中を表現した大水槽が中核となる。
工期は2018年3月15日まで。建設地は同市五智2丁目。
寺田耕一郎作業所長・現場代理人(大成建設)の話 「隣接する既存水族館、中学校などを利用する第3者の安全を第一としながら、積極的に工事情報を地域に発信していく。また、難易度の高い工事なので、品質、工程管理にも十分配慮したい」
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら
0 コメント :
コメントを投稿