全景(イメージパース) 中央の赤い屋根の建物が本館、 その奥が「夢の箱」、手前は1996年に完成した「地中の宝石箱」 |
式典では、アサヒグループホールディングスの泉谷直木社長が「美術館は17年目を迎えた今、今回のグランドオープンにより、新たなスタートに立った」と謝辞を述べた。
設計を手掛けた建築家の安藤忠雄氏が「関西の古い建築物が相次いで取り壊されようとしている中、文化を残そうというアサヒビールの気持ちに感謝したい。美術館が関西文化の発信基地となれば」とあいさつした。
このほか、山田啓二京都府知事と江下傳明大山崎町長も祝辞を寄せた。
続いて、夢の箱に移動し、大林組の大林剛郎会長、安藤氏、泉谷社長、山田知事、江下町長によるテープカットが行われた。
今回の機能拡充工事では、多目的ホール「夢の箱」の増築(RC造平屋建て376㎡)をメーンに、エレベーターの設置や多目的トイレの設置、展示スペースの拡充を図った。
同美術館(大山崎町銭原5-3)は、大正から昭和初期にかけて実業家・加賀正太郎が建設した大山崎山荘を修復するとともに新館を建設。1996年に開館した。設計は安藤忠雄建築研究所で担当した。
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