説明会で使われた模型 |
横浜スマートコミュニティ(代表・有馬仁志dSPACE社長)は、横浜市内で「スマートセルプロジェクト」の説明会を開いた=写真。2011年6月に発表した「スマートコミュニティ構想」の実現に向け、市内の住宅展示場にモデルハウスを建設。施設はメーン展示棟、創エネ櫓(やぐら)、そら豆インスタレーションで構成し、12月の完成後は同コミュニティーのコンセプトを国内外に発信するとともに、参加企業の展示や実証の場としていく。
同プロジェクトは、暮らす人を元気にする自然環境、芸術・文化の育成、食やヘルスケア、資源環境に負担をかけないエネルギー、循環型社会システムなどを研究・実証する場となる。環境を始め、建築、家具、家電、放送、流通、ヘルスケア、食、エネルギー、芸術、文化などの幅広い分野からの参加を得て活動を展開する。
施設は、tvkハウジングプラザ横浜住宅展示業内(100坪)にS造2階建て延べ60㎡を予定している。設計は阿部興治建築研究所(東京都渋谷区)が担当。施工者は入札で選定する。建物所有者は横浜スマートコミュニティ。管理は委託する。
横浜スマートコミュニティは、自然エネルギーを上手に利用する安価で柔軟なエネルギーシステムの構築など、生活や文化を科学技術で支援する街「スマートコミュニティ構想」の実現を目指している。11年6月に16社で発足し、現在の構成企業は62社に拡大した。このほか大学などの研究団体、アドバイザー、横浜市なども参画している。
説明会には支援団体の横浜市経済局から、早川恵庸同局成長戦略推進部環境・IT担当課長が出席。構想の具体化に、「皆さんの理念を実現、実体化し、国内外に広く周知して成果を市内企業の活性化とともに世界へとつなげてほしい」と期待を寄せた。
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