シンボルとなる本館は、RC・S造と木造のハイブリッド構造を採用したほか、アカデミー棟には神奈川県産の木材を全面採用している。建築設計はINA新建築研究所、土木設計はオオバ、施工は戸田建設が担当した。
開所式で明大の福宮賢一学長は、「05年に策定した基本構想に基づき、10年に着工し1月に竣工した。環境共生、自然共生、地域共生の3つを基本コンセプトに、都市近郊型の農場として他に類を見ない、世界に誇ることができる施設が完成した」とあいさつした。
来賓を代表してあいさつした三浦淳川崎市副市長は「貴重な里山が残るエリアで、黒川農場が市民に愛され、市の農業、公園づくり施策に大きく貢献することを期待している」と述べた。
黒川農場は、体験型実習教育、研究活動に対応できる多目的な都市農場を実現する、「未来型アグリエコファーム」を目指して整備。太陽光、風力、バイオマスといった自然エネルギーを活用した「未来型エコシステム」を採用するとともに、研究交流、社会人を対象としたアカデミーの開校などによる地域共生を目指す。所在地は麻生区黒川2060-1。
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