2012/06/08

ゴルフ場をメガソーラーに大改造 森トラストが福島で10メガワット計画

生まれ変わる「ラフォーレ白河ゴルフコース」
 森トラストは、震災復興支援などを目的に、休業中の「ラフォーレ白河ゴルフコース」(福島県泉崎村)で2013年度から太陽光発電事業を開始する。エネルギー供給では需要側のディベロッパーである同社が、供給側としてもアプローチする新たな取り組みとなる。今秋をめどに発電設備の定格出力約2メガワットの第1期事業に着工する予定。設計者、施工者は未定。将来的には第2期事業を行うことで、約3000世帯分の年間使用電力量に相当する10メガワット規模への拡大を目指す。総事業費は約40億円を見込む。

 同社グループは11年、将来への発展的な事業創出を目的に森観光トラストにイノベーション事業部を設立し検証を重ねた結果、ゴルフ場としての再生ではなく大規模太陽光発電所の事業化を目指す。今後は、同事業を太陽光パネルなどの再生可能エネルギーの技術研究の場としても活用するとともに、エコ対応ビルとして建設を進めている「京橋OMビル」(東京都中央区)など、都心の再開発物件にも、こうした技術導入を検討していく。

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