2012/06/01

渋谷で都心最大級ホールを持つ先進ビルが完成 住友不動産渋谷ガーデンタワー

 住友不動産が計画を進めていたオフィスビル『住友不動産渋谷ガーデンタワー』が1日に竣工する=写真。駅周辺の再開発が進み、情報発信拠点として注目が集まる東京・渋谷のビジネスエリアの一角に、都心最大級の多目的ホールも備えた高品質な大型ビルが誕生した。設計・監理は日建設計、施工は西松建設が担当した。

 規模はS一部RC・SRC造地下3階地上24階建て塔屋1層延べ5万9374㎡。
 5-24階のオフィスフロアは、渋谷エリア最大級となる1フロア約1686㎡の無柱L字空間とし、柔軟で効率的なレイアウトを可能とする。構造壁に組み込まれた制振部材が建物の揺れを軽減する制振構造を採用。無停電対応や非常用発電機を備えるなど、テナント企業のBCP(事業継続計画)を支える。また、地下1階と1階に大型多目的ホール「ベルサール渋谷ガーデン」(総面積約3700㎡)を設ける。
 建設地は渋谷区南平台町16-17の敷地8056㎡。京王井の頭線神泉駅やJR線ほか渋谷駅至近に位置する。

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