2012/06/10

戸田建設がブラジルでCO2削減技術を紹介

同社の出展イメージ
 戸田建設は6月13日から12日間、ブラジルのリオデジャネイロで開かれる「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」のジャパンパビリオンに出展する。7月に設立40年を迎える現地法人「ブラジル戸田建設」が中心となり、日本国内で取り組む低炭素施工システムなどCO2削減の最新事例を紹介する。
 リオ+20は1992年の「地球サミット」から20年の節目を踏まえ、今後10年の議論をテーマに開かれる国連会議で、日本を含む約130カ国が参加する。期間中には政府やNGOなどのイベントも数多くあり、約5万人の来場が見込まれている。
 日本の建設業界で唯一出展する同社は2011年3月に竣工した環境オフィス「TODA BUILDING 青山」(東京都港区)や、20年までにCO2排出量を90年比40%減を目標に展開する自社の低炭素施工システムを解説。BDF(バイオ・ディーゼル燃料)や浮体式洋上風力発電の取り組みも紹介する。

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