2012/11/16

【再開発】丸の内で富士ビル、東京會舘、東商ビルの3棟が一体建替え

建て替えの決まった富士ビル
三菱地所は、丸の内再構築第2ステージ第5弾プロジェクトとして、東京・丸の内に同社が所有する「富士ビル」と「東京會舘ビル」「東京商工会議所ビル」3棟を東京會舘と東京商工会議所と一体的に建て替え、共同ビルを開発することを決めた。今後は区や東京都都市整備局、東日本旅客鉄道などで構成する「大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり懇談会」による「大手町・丸の内・有楽町地区まちづくりガイドライン」などに沿って、施設規模などの詳細を詰める。

◇14年解体、15年度新築着工

 2014年11月に解体工事に着手、15年度に新築着工し、17年度中の完成を目指す。プロジェクトマネージャーを三菱地所が務め、設計・監理は三菱地所設計が担当する予定。
 建て替え後は、商業店舗や宴会場などのにぎわい施設を設けることで、丸の内エリアのさらなる活性化を目指すとともに、最先端のオフィス・貸会議室からなる高質な業務、高度防災機能を備えることで、東京の国際競争力の向上にも貢献する。
 既存の「富士ビル」(丸の内3-2-3)はSRC造地下4階地上4階建て延べ約4万7000㎡。1962年に完成している。
 「東京會舘ビル」(同3-2-1)は、SRC造地下5階地上12階建て延べ約3万3500㎡。71年に竣工し、東京會舘と三菱地所が区分所有している。
 東京商工会議所が所有する「東京商工会議所ビル」(同3-2-2)は、SRC造地下3階地上8階建て延べ約2万3500㎡。60年に竣工している。
 いずれも、丸の内のにぎわい軸である丸の内仲通り中心付近に位置し、緑と水の景観が広がる皇居外苑のお濠にも面している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月16日4面


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