2012/11/01

「東京を万華鏡化!」 清水建設がTokyoDesignersWeekに初出展

清水建設は、10月30日から東京・青山の明治神宮外苑で開幕した「東京デザイナーズウイーク(TDW)2012」に初出展している。出展したのは貨物コンテナを再利用するコーナーで、同社はコンテナ内部を使って都心部の地図を万華鏡状にデフォルメし、そこに自社の設計施工物件約200件を青いLED(発光ダイオード)ライトで星空のように落とし込んだ。計37点の写真や3Dプリンターによる模型なども随所にちりばめている。タイトルは「東京万華鏡」で、コンテナ内の全面を鏡張りにして「無限の広がり」を意識したという。初日には宮本洋一社長も訪れた。
 出展を企画したのは、設計部門の若手を中心とした社内委員会。さまざまな提案の中から、東京万華鏡の案が採用された。展示している設計施工物件の写真なども社内で募集して厳選した。実在する物件に加え、「月太陽発電 LUNA RING」や「環境アイランド GREEN FLOAT」など、未来のプロジェクトも紹介している。
 ブース内部は、山手線の路線図を落とし込んだ鏡張りの地図をコンテナ内の四方に張り巡らせ、あたかも万華鏡の中に立ち入ったかのような感覚を演出する。
 東京デザイナーズウイーク2012の開催は5日まで。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年11月1日3面

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