新しい大名古屋ビルヂジング |
新ビルの規模は、S・SRC造地下4階地上34階建て塔屋1層延べ約14万7000㎡(高さ180m)。
ことし9月30日に閉館するまで約半世紀にわたり、名駅前の顔として親しまれてきた大名古屋ビルと、ロイヤルパークイン名古屋の敷地を一体開発し、国際的な業務拠点の形成を図る。
具体的には、地下1階-地上4階に商業施設約1万3000㎡、7-33階にオフィススペース約6万5000㎡を設ける。名古屋市営地下鉄・東山線のコンコースからつながる地下街通路を拡幅するなど、計画地周辺の歩行者ネットワークも新たに構築する。低層屋上部には約2000㎡の広大な屋上庭園も設ける計画だ。
自動車交通量の多い地区であるため、約1000台収容の大規模地下機械式駐車場を中部圏で初めて設置。環境対策として地域冷暖房施設や建材一体型太陽光パネルなどを導入することで、名古屋市の建築環境総合性能評価システム「CASBEE名古屋」の最高評価であるSランク認証取得を目指す。東日本大震災で高耐震性が確認されたデュアルフューエル発電機を設置するなど防災能力の向上にも取り組む。
建設地は中村区名駅3-27ほか。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月29日10面
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