イトーキは26日、東京・京橋の相互館110タワーに東京イノベーションセンター「SYNQA(シンカ)」を開設する。最新鋭のICT(情報通信技術)機器を完備し、ビルオーナーや企業に対し、FM(ファシリティ・マネジメント)による新しいオフィスのあり方や働き方を提案する「共創の場」として位置付ける。19日に現地でオープニングセレモニーを開いた=写真。
会見した松井正社長は、中期経営計画で掲げる営業利益率5.5%の数値目標を達成する上で「シンカの存在が欠かせない」と強調。主軸のオフィス関連事業では首都圏での大型竣工案件が相次ぐことから「ECO、ICT、FMが業績拡大のキーワードとしてあり、シンカを通して顧客とともに新しいオフィスのカタチを導いていきたい」と説明した。
シンカは3フロア計3392㎡。1階を外部交流スペース、2階を共創型事業スペースに位置付け、3階には自社のオフィスを構える。8つのソリューションコーナーを配置し、新たなオフィスのカタチを提案する。
1950年に東京進出した際の京橋にあえて構えることで、社内には「原点回帰」の意味合いを持たせているという。
オープニングセレモニーには、宮本洋一清水建設社長、堀尾則光第一生命保険常務執行役員らが出席した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年11月20日 3面
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