現地で行われた起工式 |
国道115号は、自然災害や積雪による交通機能の寸断がたびたび起きており、定時性と速達性を確保するため、同局では08年度から事業に着手。11年2月に用地補償説明会を開くなど早期着工に向けて取り組んできた。
同年3月の東日本大震災を受け、沿岸部の復興支援に伴い交通量が増大。緊急輸送路としての信頼性の向上などを図るため、復興支援道路に位置付けられたことで、事業執行のスピードが一層早まっている。
この日の神事には、関係者約40人が出席。あいさつに立った仁志田昇司伊達市長は「震災時に孤立した相双地域と内陸を結ぶ唯一の緊急輸送路として、重要性はますます高まっている。伊達地域の活性化への起爆剤としても期待したい」と語った。同整備局の川瀧弘之道路部長も「除染などの課題もあるが、1日も早い完成に向け、加速して事業を進めたい」と力を込めた。この後、関係者が鍬(くわ)入れを行い、早期の完成を祈った。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月29日9面
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