2012/11/02

【コンペ】東京・青山舞台に、自転車と景観のコンペ

東京・青山における自転車環境をデザインの力でより良いものにしていくために有志が
結成した青山自転車会議は、デザインコンペ「Bicycle Street Design Compettition Aoyama(BDA)-魅せる駐輪が街を変える」の提案を12月28日まで募集している。応募資格は特になく、指定された3エリアのいずれかを対象に、「Street Design部門(街の景観を含めたデザイン)」と「Product Design部門(設備を中心にしたデザイン)」の2部門で提案を求めている。
 審査委員は、建築家の千葉学氏(審査委員長)、プロダクトデザイナーの佐藤卓氏と渡会悦義シマノ常務、坂本力青山商店会連合会理事。2013年1月29日の最終審査プレゼンテーションを経て、2月21日に最終選考発表を行う。最優秀賞に30万円、各部門賞10万円が贈られるほか、各賞の中から1点を選出し、13年内に青山地区に実際に設置する予定だ。
 募集エリアは、キラー通り全体、SHARED TERRACE(いちょう並木カフェショップ)、Glallery5610(ギャラリー駐車スペース)。提案は、A2判までの用紙・横1枚にイメージを画像、図面などで表現し、事務局宛に郵送(複数応募可)する。事務局は、ライフクリエーションスペースOVE南青山・電話03-5785-0403。
 審査委員長を務める千葉氏は、「自転車が趣味ですと言うと『暗いですね』とか、『競輪ですか』と言われた時代と比べると、現在は、夢のようなすばらしい時代になった。しかし、これだけ自転車が増えてくると、違法駐輪などでネガティブにとらえられかねない。デザインの力で社会にきちんと浸透し、街から自転車が歓迎されるようにしなければならない」と説明する。
 青山自転車会議のメンバーは、千葉氏のほか、建築ジャーナリストの中崎隆司、有賀長人(青山まつり実行委員会)、吉村洋三(OVE)の各氏。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月2日4面

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