東京理科大学+コロンビア大学スタジオXが最優秀賞に選ばれた |
ワークショップは小布施町との共催で実施。参加した東京大学、早稲田大学、横浜国立大学Y―GSA、大阪市立大学、千葉工業大学と東京理科大学+コロンビア大学スタジオXの研究室の学生は、9日からの調査・分析、提案検討、発表というハードスケジュールをこなした。
市村良三小布施町長は、「大学と町の関係の多くは、先生と学生が町を調査して提言しておしまいになる。小布施まちづくり大学とは、大学も自治体も当事者意識を持ち互いに責任を持って取り組まなければ意味がないということで活動してきた。こうしたことが一つずつ積み重なっていったときに、日本の町村は蘇るのではないかと思っているし、信じている。きょうという日を機会に、小布施町が次にステップアップすることを期待している」とあいさつした。
また、川向所長は、「研究の内容を文字だけで終わらせるのではなく、地域の中や設計、デザインの中に生かしていきたいと強く思い始めた。小布施の町を調査・研究の場所にして、その上にものをつくっていくという領域に踏み出していきたい」と語った。
ワークショップでは、提案の発表・講評、賞選考に先立ち、小布施町まちづくり研究所の活動報告も行われた。
参加建築家は次のとおり(敬称略)。 ▽東京大学=隈研吾、中村航▽早稲田大学=古谷誠章、小林恵吾、斎藤信吾▽東京芸術大学=トム・ヘネガン、橋本圭央▽横浜国立大学Y―GSA=小嶋一浩、畝森泰行▽大阪市立大学=宮本佳明、キドサキナギサ、倉方俊輔▽千葉工業大学=古市徹雄、遠藤政樹▽東京理科大学+コロンビア大学スタジオX=工藤国雄、廣瀬大祐、宮下信顕
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月13日2面
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