設置されたハンプ |
高速道路での逆走は、サービスエリアやパーキングエリア、インターチェンジランプ部からの誤進入が主な要因。現在これらの個所には、看板や路面標示を設置して逆走を知らせているが、ドライバーが見落とす可能性は否定できない。
そこで両社は、視覚以外の方法を組み合わせ、警告効果をさらに高める検討を重ねてきた。開発に当たっては、走行性能や施工性のほか、約10年の耐久性能、十分なすべり抵抗性などに留意した。
ハンプの構造 |
施工手順は、工場製品の超高強度繊維補強コンクリートブロックをアンカーと接着剤で舗装面に固定後、エポキシ樹脂混合物ですり付け、所定の形状に仕上げる。
ウェッジハンプは試験施工と警察協議を経て、7月に東北自動車道福島松川パーキングエリア下り線オフランプに、第1号を設置した。これまでに、構造体としての支障はなく、道路利用者からの苦情なども一切ないという。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月8日3面
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