2012/11/05

【計画・工事】赤れんがの万世橋高架下開発が来年6月に完成へ!

万世橋高架下が生まれ変わる
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、万世橋高架下開発(仮称)の建設工事に着手した。中央線神田~御茶ノ水間にある赤レンガ高架橋を歴史的資源として活用し、新たな価値を創出する名所として再整備するプロジェクトで、隣接する「JR神田万世橋ビル」の工事を手掛ける戸田建設が施工する。2013年6月末の完成を予定している。
 同事業では、その土地の歴史を体感できる施設として高架橋に現存する旧万世橋駅のホームと階段の遺構(駅舎跡)を整備公開するほか、長さ約200mの高架下のアーチ内部に遺構と一体となった飲食・物販などの商業施設を設ける。
 計画概要はレンガ一部S造2階建て延べ1998㎡。設計はジェイアール東日本建築設計事務所が担当。旧万世橋駅の魅力である赤レンガアーチを継承するため、環境設計のパートナーとして、みかんぐみ(横浜市)を迎え、可能な限り天井・壁には手を加えず、この場所の持つ空間の力強さを最大限生かす計画とする。
 工事場所は東京都千代田区神田須田町1丁目地内の敷地面積2592㎡。
 隣接地で工事が進む神田万世橋ビルは地下2階地上20階建て延べ約2万8000㎡。13年1月の完成を予定している。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月5日4面

0 コメント :

コメントを投稿