3Dマシンコントロールの実機で研修 |
情報化施工は、衛星からの地理情報を基にミリ単位での土木施工が可能になる。精密なはぎ取りが必要な除染や除塩作業が簡単に行えるほか、熟練者でなくても高度な施工ができるので、オペレーター不足の解消にも役立つ。施工スピードも上がるため、道路インフラなどの早期復興にも寄与する。
座学も行った |
WGは、重機、測量機器メーカー、GPS(全地球測位システム)関連、レンタル建機などの民間会社が集まって立ち上げた。当初、測量機器メーカーが、震災復興に役立てるために自前でGPS固定局の設置を提案したのが発端だ。
その後、手弁当で月2回程度の会合を重ね、内容説明やQ&Aを紹介するホームページなどを立ち上げ、岩沼でのセミナー開催までこぎ着けた。
現地では「チャレンジ業者」も募集、機器の設置費用などをメンバーで負担するほか、データ作成講義、重機トレーニングも、WGメンバーが手分けして担当する。
WGの石毛克典トプコンスマートインフラ・カンパニー国内グループ課長は「民間側からのボトムアップで被災地域に情報化施工を生かした復興をしてもらいたい」と、グループの活動を話す。グループでは来年4月ごろに、2回目のセミナーを開く。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月12日2面
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