2012/11/14

【モノニュース】LEDで話せるトランシーバーを発売へ! トンネルでも通話可能

アウトスタンディングテクノロジー(本社・東京都中央区、村山文孝社長)は、携帯型可視光トランシーバーを開発した。2013年度に市場投入する。電波のかわりにLED(発光ダイオード)の光を使用することで、電波の通信が困難なトンネル内などでの通信が可能になる。
 電波では、お互いの姿が見えていても通信できない場合がある。光は、お互いの視野が確保されていれば送受信が可能。電波環境の厳しいところでも、法規制に関係なく使用できる。
 ヘルメットに装着した使い方を想定している。バッテリーの持ち時間は、開発中のものを発光し続けた場合に2時間程度。可視光のため、発光状況を確認できる。
 試作品の展示などを通して、既に建設会社、工事器具メーカー、通信機メーカーなどから引き合いがある。価格は、30万円前後を予定している。今後は、さらに防水、軽量化、小型化、バッテリー長時間化を進める方針だ。また、可視光通信技術を、建物内のスポットライトからの音声情報発信や水中通信などの多用途で提案していく。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!) 2012年11月14日12面

Related Posts:

  • 【モノニュース】日本ペイントが「臭いが少なく街でも使える水性防食塗料」 実際に塗布してもにおいが少ない 日本ペイントが8月から販売を始めた鉄構造物向けの水性防食塗料。業界で初めて下塗りから上塗りまでの全工程で水性化に成功した。VOC(揮発性有機化合物)の排出量を従来品に比べて9割削減、人通りの多い場所や街中でも施工しやすくした。 自動車用の電着技術を応用した独自製法を考案し、塗料のアルカリ性成分を一定以上に保ち、さらにエポキシ樹脂の小型化により塗り性能も確保した。環境中の化学物質量を把握するPRTR法の対象化合… Read More
  • 【逸品】鉄部腐食にひと吹きで対策 「変性エポスプレーNEXT」 塗料メーカーの日新インダストリー(東京都新宿区)が、鉄構造物向けの腐食防止用塗料スプレー「変性エポスプレーNEXT」を発売した。日常のメンテナンス時に発見した腐食部分にシュッと吹きかけるだけで、対策が講じられる手軽さが受け入れられそうだ。 この商品は、防食性・密着性にすぐれた2液形変性エポキシ樹脂塗料をエアゾールスプレーにすることで、はけ塗りでは必要な塗料液と硬化剤を混ぜ合わせる面倒な軽量作業も必要ない。作業時間の大幅な短縮が可能になる。 こ… Read More
  • 【竹中工務店】質感も色合いも…建築仮想空間データで疑似体験可能 統合コンテンツ「ブルーノ」は仕上げの細かな質感まで確認できる 竹中工務店は、建築主との合意形成手段として、素材の質感や色合いまで緻密に表現した建築仮想空間データの提供を始める。3次元モデルに仕上げ材質や照明計画などの関連情報を統合した独自コンテンツを使い、計画中の建築空間を疑似体験してもらうことで、建築主の要望を的確に設計に反映することが狙い。試行した結果、建築主との有効なコミュニケーションツールになり得ることから、本格導入に踏み切る。2… Read More
  • 【現場の逸品】工事現場の立体イラストを簡単作成 メガソフトが評価版公開 メガソフト(大阪市)が無料公開中の3次元CG(コンピュータ・グラフィック)ソフト『建設・土木工事用3Dイラストデザイナー』(評価版)は、工事現場の立体イラストを簡単に作成できる。公開から1カ月ほどで500件を超えるダウンロードを記録している。  収録されている道路、重機、工事用の3次元素材を画面上に配置するだけの手軽さ。視点を自由に設定して見ることができ、工事関係者、交通整備員、歩行者などの目線から「工事現場」を確認できるツールとして使わ… Read More
  • ガンダムまであと一歩!? 日立建機が「双腕油圧ショベル」をついに商品化 ついに商品化されたアスタコNEO(ネオ) 日立建機は、2本の腕を持つ油圧ショベルを14日に発売する=写真。片方の腕でつかみ、もう一方の腕で切断するといった人間がする複雑な作業が可能で、「油圧ショベルの歴史を変えるロボット化への挑戦」と位置付けている。  新商品は双腕仕様機「ZX135TF-3」で、アスタコNEO(ネオ)という呼称を付けた。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から委託を受け、13t級油圧ショベルをベースに2011年… Read More

0 コメント :

コメントを投稿