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MAHANAKHON(マハナコン) |
三菱電機は、タイ国内で最高速となる分速480m(時速28.8㎞)7台を含むエレベーター28台、エスカレーター10台、計38台を受注した。タイ・バンコクで建設中の77階建て、高さ314mのタイ最高層のビルを含む複合商業施設「MAHANAKHON(マハナコン)」向けで、同社稲沢製作所(愛知県稲沢市)と三菱エレベーター〈アジア〉(タイ)、三菱エレベーター〈コリア〉(韓国)が製作する。マハナコンは、バンコクに本社を置く大手ディベロッパー・ピースディベロップメント社がバンコク市内のビジネス中心地シーロムに建設中で、2015年に商業施設(低層棟)と高級住宅(高層棟)が竣工する。
エレベーターは、分速480mのエレベーター7台のうち2台が1階から69階まで直通運転するシャトル仕様で、1分以内に到達する。
また、最高速を含むエレベーター15台には運転時に発生する回生電力を有効利用するコンバーターを装備し、省エネと環境負荷の低減につなげる。
三菱電機は、1977年に合弁会社を設立しタイで昇降機の販売を開始し、その後合弁会社を子会社化した。据え付け、保守を含めた事業の拡大により、現在タイ国内の7都市に16拠点を置き、約40%というトップシェアを維持している。
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