静岡県吉田町は23日、住吉2868-1の町道中央幹線上に整備した「津波避難タワー(K街区)」=写真=で一期工事の完成式を開いた。太田昭宏国土交通相ら約100人が出席し、全国で初めてとなる道路上の津波避難タワーの完成を祝った。
同町は、2014、15年度の2年間で15街区に計15基の津波避難タワーを整備する予定で、このうち先行着手したK、L、O街区の3基が9月に完成。うちK、L街区の2基は、平時に横断歩道橋として利用できる全国初の道路上の津波避難タワー(道路法に基づいた兼用工作物)となる。
太田国交相は、「平時有事に役立ち、また全国で初めて道路の兼用工作物としての先導的な取り組みで非常に意義がある。今後も地元の要望として良いものは、予算や規制緩和などで全面的にバックアップする」と述べた。
先行着手した3基の概要は次のとおり((1)概要(2)工事費(3)設計監理者(4)施工者)。
▽K街区(住吉)=(1)延べ628㎡、収容人数1200人、高さ6.5m(2)約4億5000万円(3)大日本コンサルタント(4)橋本組。
▽L街区(同)=(1)延べ419㎡、収容人数800人、高さ6.3m(2)約3億2000万円(3)同(4)山田組。
▽O街区(川尻)=(1)延べ426㎡、収容人数800人、高さ4.65m(2)約3億円(3)同(4)大石建設。
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