首都高速道路は8月30日、防災訓練の一環として実施した緊急対応訓練を報道機関に公開した。大地震発生を想定して災害対策本部を設置し、首都高1号羽田線空港西出入口に近い羽田補修基地(東京都大田区)で行った緊急対応訓練では、首都高パトロールレッカー車が出動し、横転した車両をエアージャッキを使って引き起こすなどの訓練を行った=写真。
応急復旧訓練は、対策本部から指示を受けた緊急応急会社が高速道路上に見立てた路面陥没現場に急行し、備蓄品である土のうを埋め込み、鉄板を使って路面陥没の応急復旧を行った。また、首都高速道路上に約20cmの路面段差が生じた想定で行った応急措置訓練では「段差解消ステップ」を使ってパトロールカーが段差を乗り越えた。
緊急対応訓練には、菅原秀夫社長を始め、首都高関係者27人が参加。訓練後、菅原社長は「都民、国民が首都高速道路を安心して利用していただけるよう防災対策に取り組んでいきたい」と述べるとともに、「国や地方自治体との連携に加えて、民間企業との連携も強化していきたい」との考えを示した。
同社は、毎年9月1日の「防災の日」前後に防災訓練を実施している。
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