2013/09/24

【台風被害】北陸整備局からテックフォース出動! 小浜、高島両市へ


 北陸地方整備局は20日、台風18号で被災した福井県小浜、滋賀県高島の両市にテックフォース(緊急災害対策派遣隊)22人を派遣した。1週間にわたり、被災現地で砂防施設や河川堤防などの被災状況を調査する。
 1班4人編成で、うち事務官1人は広報のための写真撮影も担当する。
 小浜には砂防調査班を2班、高島には砂防1班と河川調査班2班を展開。現地は詳細な被災状況が把握できておらず、調査結果は県、市町村など施設管理者に直ちに報告する。

 同日午前9時前、新潟市の整備局玄関前で行われた出発式で野田徹局長は「安全、事故に十分注意し、1週間でできるだけ成果を出せるよう、任務を全うしてきてほしい」と隊員を督励した。
 これに応え、隊員を代表して上原信司河川部地域河川調整官が 「これまで培った経験と技術を生かし頑張ってきたい」 とあいさつし、 一行は車2台に分乗し現地へ向かった。
 台風18号被害では、近畿整備局から支援要請を受けた国土交通省本省が北陸のほか四国、九州、中部各整備局にもテックフォース派遣を要請。北陸には19日、砂防、河川の調査で要請があった。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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