豊洲新市場の建設プロジェクトがいよいよ本格化する。東京都は30日に新市場建設工事4件の一般競争入札を公告する。規模は、青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、管理施設棟など総延べ約40万8000㎡。建設費は990億円。竣工は2015年度。築地が育んできた食文化を継承し、豊洲の地に首都圏の新たな基幹市場が誕生することになる。
新市場は、モータリゼーションや情報技術の進展など、物流形態の変化にも対応する。当初は14年度の開場を予定していたが、万全の対策を講じるため土壌汚染対策工事が長期化。都中央卸売市場は、ことし1月に竣工時期の延期を発表していた。
最先端の技術を活用するなど約586億円を投入した土壌汚染対策を始め、建設産業の総力を結集して、整備を進めてきたビッグプロジェクトが大きな節目を迎えることになる。
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