発見された模型 |
「坂出人工土地」は同市京町1.2haに位置している。市民ホールと商店街、駐車場の上に人工地盤を築き、その上に集合住宅や公園を整備しているユニークな建造物。1968年の第1期完成を皮切りに、86年の第4期完成まで事業が行われた。
建築家・丹下建三氏の協力者である浅田孝氏が中心となり構想され、建築運動「メタボリズム」を提唱した大高正人氏が主宰する大高正人建築設計事務所が設計を担当した。人工土地は、全国各地で構想されたが、実現したのは坂出市のみとなっている。
今回発見された模型は、香川県から所在確認の問い合わせを受けた坂出市が捜索、発見した。模型は、これまで2種類の存在が知られていたが、国外流出や所在不明となっており、今回の模型は2種類以外の模型となる。
人工土地の最初期案の模型であることや、実現しなかったオリジナルの構想が見受けられ、貴重な資料となっている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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