2013/09/28

【課題】「トンネル工事機械が足りなくなる」 野崎トンネル専門協会長が警鐘

トンネル工事で使用されるジャンボ(記事とは関係ありません)
日本トンネル専門工事業協会の野崎正和会長が、東京オリンピック開催やリニア中央新幹線などの建設需要で、労働者と資材、機械の不足は顕著になりつつあることについて警鐘を鳴らしている。
 野崎会長は「オリンピックは7年という期限が決まっている。最後は突貫工事になるのではないか。震災復興も急がなければならない中で、大変な状況になる。そうした中で、われわれの業界には若い人が入ってきていない。人材不足はわれわれだけでなく、建設業界の問題になる」と指摘した。

 さらに、「トンネル工事の機械は製造するのに半年以上かかる。バブル崩壊後、厳しい単価での受注を余儀なくされ、リース会社の中には、10年以上新しい機械を造っていない企業もある。古い機械を修理しながら使用しているのが現状で、機械の老朽化も大きな問題だ。トンネル工事は昼夜施工するため、機械の摩耗も他の建設機械に比べて早い」と述べ、機械の不足に加え、老朽化により工事がストップするなどの自体も想定されることを指摘した=写真。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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